院内研修会:セレッククラウン

  • 虫歯治療
  • 審美修復

Vol.76

皆さま、こんばんは。岡山市南区妹尾のさとう歯科クリニック院長の佐藤公麿です。

 

当院では各歯科医師の治療レベル向上のため、毎日診療後に診療日報を歯科医師全員でシェアしながら記載するようにしています。

当初は、若い先生方のみに日報を書いてもらっていましたが、最近は、若い先生の日報チェックをしながら、あまりにもしっかり日報が書かれていることに触発されて、院長の私も日報を記載しシェアするようになりました。改めて日々の診療日報を書くようになると、振り返り学習の大切さを痛感するようになりました。

 

日々の診療を振り返り、その日に経験した症例から得られる学びを歯科医師全員でシェアを継続することにより、少しでも患者の皆さまのお役に立てたらと思います。

 

 

話は変わりますが、私、少し前から中田敦彦のYouTube大学にハマっております。

その中で、「夢を叶えるゾウ」という本の解説の中で、

 

【人生は、人、喜ばせ合戦】

 

というフレーズがとても心に響きました。

 

 

また、アインシュタインの名言に、以下のものがあります。

 

【誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある】

 

微力ながら、できるだけ、人に喜んでもらえるような人生を送りたいものだと思う次第です。

 

 

さて、6月の院内研修は、今年の2月に導入した口腔内スキャナー:セレックプライムスキャンを用いて、セレッククラウンを製作・装着するところまでの一連の治療を模擬患者さんで実際に各ステップを参加者みんなで確認しながら行いました。

金属アレルギーの患者さんにも対応できるよう、金属を削る際に喉に金属片が行かないようにラバーダム防湿を行った上で下顎の第一大臼歯のメタルインレーの除去を行いました。

(ラバーダム防湿は、先日の辻本真規先生のハンズオンセミナーで教えていただいた内容と手技を確認、シェアしました。)

 

メタルインレーを除去するとセメントが溶出しており、中が黒く虫歯になっていました。虫歯を除去したらすぐに、象牙質をコンポジットレジンで封鎖した上で、歯の切削量を極力抑えて支台歯を整え、口腔内スキャナーで型採りを行いました。従来のシリコンを用いた型採りに比べると非常にスピーディーで、患者さんの負担も軽く、とても良い手応えを感じました。

 

口腔内スキャナーでの型採り後は、すぐにコンピューター上で被せ物の設計を行い、削り出しのマシンにデータを送って約10分ほどで被せ物が完成しました。

(待合室の血圧計のすぐ横の小部屋の中にあるのが、削り出しのマシンです。よかったら、作動している時に、ぜひ覗いてみてください。)

 

完成したセレッククランを磨いて、隣の歯との当たり方や噛み合わせ調整をし、ラバーダム防湿をした上で、エアーフローや各種薬剤による歯の清掃・処理を行った後に装着を行いました。

 

 

銀歯を外して、削って、型取りをして、セレッククランを装着するまでを1日で完了したため、術後にしみたりも痛みもなく、【ワン・デイ・トリートメント】の有効性を強く感じました。

 

今回の院内研修会も非常に有益な学びの時間となりました。

 

お口の健康を守り、人生を健康で豊かに。

さとう歯科クリニックでは、より精度の高い治療を行い、患者さまの健康で豊かな人生のお役に立てるよう、今後も様々な研修を行っていきます。

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