歯周病と全身の健康

Vol.5

皆さま、こんにちは。岡山市南区妹尾さとう歯科クリニック院長の佐藤公麿です。

 

前回は、私の専門の一つである【歯周病】について簡単に書かせて頂きました。

今日は、私が所属している日本歯周病学会のガイドラインの一つ【歯周病と全身の健康】をご紹介したいと思います。

【一部ガイドラインより抜粋・改変】

日本は、高い教育、経済水準、保健、医療水準に支えられ、2007 年に「超高齢社会」に突入し、世界でも有数の長寿国となっています。一方で、人口の急速な高齢化とともに、生活習慣病に起因する認知症や寝たきり等の要介護状態等になる患者さまが増加し、深刻な社会問題になっています。21世紀を迎え、すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするためには、生活習慣病等の発病を予防する「一次予防」に重点をおき,「健康寿命」の延伸を図ってい くことが極めて重要です。

 ※健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

そのような時代背景の中で、歯科医療は「歯の健康」だけに焦点を合わせるのではなく、健康寿命を延ばすための医療として捉えられるようになりました。

近年、歯周病が全身の健康に悪影響を及ぼしていることを示唆する論文が年々 増加しており、「歯周病が全身と関連する」という見解は確かな情報として世界的に広まってきました。また、蓄積された研究成果は医科分野からも注目され、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、肺炎、関節リウマチ、腎臓病などの全身の疾患に対する歯周病の影響に関する多くの有益な情報が、医療界全体に浸透しつつあります。

今後、少しずつ歯周病と全身の健康についてもブログで紹介していきたいと思います。

 

お口の健康を守り、人生を健康で豊かに。

 

さとう歯科クリニックでは、日本歯周病学会認定の歯周病専門医が、健康寿命を延ばすための歯科医療を行っていきます。

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